このページでは、私が若い教師たちに勧める本を紹介します。
その本を肯定的に読んでもいいし、否定的に読んでもいい。
歴史に名を残すような教育の巨人たちがどのように考えていたのか、少しでも触れてほしいと願っています。
西川純著:「静かに!」を言わない授業:東洋館出版社 2003.4
:「座りなさい!」を言わない授業:東洋館出版社 2004.10
私が『学び合い』を学んだ最初の本。西川先生の本はどれもおもしろいが、私はこの2冊を勧める。
『学び合い』の楽しさ、可能性を感じる内容に惹かれている。
通常の授業を普通にやっている人には、刺激が強くて大変かもしれないが、何か新しいことを始めたい、子どもたちのためにできることがあるのではないか、と強く願う教師の心にぴったりと合う内容である。
野田俊作・荻昌子著:クラスはよみがえる:創元社 1989.6
私が法則化のから移行したきっかけを作った本である。
私はこの本が好きで、ブックオフにこの本があると購入して若者たちに読みように言っている。
「気に入ったら、返さなくていいよ」
と言う。戻ってきたことがない。
副題に「学校教育に生かすアドラー心理学」とあるようにアドラー心理学から教育への提言をしている内容である。
近くに置いておいて、時には読み返したい本である。
大村はま著「教えるということ」ちくま学芸文庫
教育界の偉大な巨人のお一人である。その実践を肯定的にも否定的にも読めるし、大村先生かがどのようなことを考えていたのかと読むこともできる。採用試験を迎える方には特にお勧めしたい。
大学院にいたときに、これから採用試験を受けようとする若者たちが、「大村はま」の名前すら知らないことに驚いた。
同様に、斉藤喜博、大西忠治ら巨人たちの著作に触れることもお勧めしたい。